渦潮って何?!世界三大潮流、鳴門海峡のメカニズムと魅力とは!

渦潮って何?

渦潮は鳴門海峡の渦潮が有名ですが、これらの渦潮がなぜ起こるのかについて解説していきます。まずは、5つある潮の種類を把握して、渦潮についての理解を深めましょう!渦潮には他にも、電気を生み出し、観潮も魅力的であり、私たちの知らない世界を見せてくれるので、これを読んだらぜひ1度、鳴門海峡の渦潮を見にいってみましょう!

 

大きく分けて5つある潮の種類

潮の種類は大きく分けて5つあります。
 

・大潮
潮の流れが強く、潮の干満差が最も大きい状態です。月と太陽が地球と一直線上にある状態である為、月と太陽の引力が最も働き、海面が引っ張られる状態です。又、地球は自転しているので、新月又は満月の前後数日間起きます。この為、干満差が大きくなるので、より大きく潮が動くことにより、小さいプランクトンが運ばれてきます。その小さいプランクトンを小型の魚が食べ、その魚を大きな魚が食べるサイクルが出来上がるため、大きい魚を釣りたい方にはオススメの時期になります。
・中潮
 大潮と小潮の間の期間で、2つの場合があります。1つ目は、大潮の前の中潮、2つ目は、大潮の後の中潮となっており、大潮の次に干満差が活発的になります。
・小潮
 潮の流れが弱く、潮の干満差が最も小さい状態です。月と太陽が直角にある状態である為、月と太陽の引力が最も小さく働き、海面の上下がほとんどないと言えますね。上弦の月や下弦の月の前後数日間起きます。
・長潮
 小潮を1~2日過ぎた頃で、潮の干満差がさらに小さくなり、小潮が終わり切る状態を意味しています。満潮、干潮の変化が非常に緩やかで長く続くように見えることから長潮と呼ばれています。
・若潮


 小潮末期の長潮を境に、大潮に向けて潮の干満差が次第に大きくなっていく状態を意味しており、小潮から大潮に向けて潮が若返ることから、若潮と名付けられ、長潮の翌日が若潮とされています。
これらの潮の周期があることを把握した上で、今度は渦潮についてみてみましょう!

 

鳴門海峡の潮流に関してはこちらから

 

渦潮とは?鳴門海峡の渦潮からみる渦潮発生のメカニズム

 鳴門海峡の渦潮を例に挙げてみてみると、鳴門海峡は中央部がぐんと深く約90メートルあり、潮流は抵抗なく速く流れます。この流れを本流と呼び、一方、本流の両岸は浅瀬になっている為、流れは緩やかです。渦潮はこの本流と両岸の穏やかな流れの境目付近で起き、本流が巻き込む形で発生します。
これをより詳細にみていくと、海の満ち引きは、月と太陽の引力によって海水面の上下の動きが周期的に起こります。さらに、地球は自転している為、1日に満ち潮と引き潮が交互に2回ずつ、計6回周期的におこります。この潮の動きと鳴門海峡の渦潮には密接な関係があります。
 

・鳴門海峡の幅が、1.3kmと急に狭くなっている
・高い方から、低い方へと海水が一気に流れ込み、潮流が速くなる
・大鳴門橋の真下はV字型に深く落ち込み、最深部は90mもある


これらの鳴門海峡の地形的な特徴と、速い潮流と遅い潮流がぶつかることにより、渦潮が発生し、この鳴門海峡の渦潮は、世界三大潮流と呼ばれるまでに至りました。さらに、先述の5種類の潮の内、大潮は干満差が一番大きい時なので、渦潮もより大きくなります。

 

 

海流と潮流の力で、世界三大潮流へ

渦潮

鳴門海峡では、もともと速い海流に加えて、潮流も速いという特徴があるため渦潮が発生しています。

・海流:常に一定方向に流れる大きな流れ
・潮流:海の干満により、周期的に流れの方向がほぼ180度変わる海水の流れ

潮の満ち引きは、月と太陽との引力による海水位の変化が原因であり、潮流は、月の引力の影響が大きいので、「干満により起こる海水の周期的な流れ」と言えます。

・上げ潮流:干潮時から満潮時にかけての潮流
・下げ潮流:満潮時から干潮時にかけての潮流

潮流の上げ下げが激しく、特に瀬戸内海は、干満差が大きく、また、狭い水道や瀬戸などが多く、地形が複雑なため、流れの速い潮流が生まれる構造となっています。そういった理由もあり、鳴門海峡は世界三大潮流と呼ばれるまでになり、珍しい渦潮が発生するようになったと言えますね。
又、鳴門海峡の渦潮以外の世界三大渦潮は以下となります。

 

・メッシーナ海峡:イタリア半島とシシリー島間
・セイモア海峡:北アメリカ西岸とバンクーバー島東岸との間

 

鳴門海峡の渦潮は先述の通り非常に珍しい構造となって発生している為、世界の三大渦潮に入るのも納得です。
 

渦潮で発電できる!?潮流発電で電力を節約しましょう!

 鳴門海峡では、「潮流発電」で1キロワット時の発電コストは6円となっています。東北大の研究によりますと、潮の流れを活かして電気を生む「潮流発電」が日本で採算が合う可能性を示唆しています。国内の他の潮流発電の発電コストを比較してみましょう。

・瀬戸内海の来島海峡:8円
・関門海峡:10円

鳴門海峡の発電コストは低くなっていると言えます。又、他の電力発電方法と比較してみましょう!

・石油火力:30.6円
・太陽光:29.4円
・風力:21.6円
・天然ガス火力:13.7円
・石炭火力:12.3円
・水力:11.0円
・原子力:10.1円

圧倒的に低コストで電気を生み出しており、鳴門海峡の渦潮の「潮流発電」には今後も期待大と言えそうです。
 

観潮船やお土産を通して、鳴門海峡の渦潮を楽しみましょう! 

 鳴門駅から車で15分のところに、鳴門海峡の渦潮を見ることができる鳴門観光汽船という場所があります。ここでは、観潮船に乗って、珍しい渦潮を間近で見ることができます。大型船と小型船があるので、以下にまとめてみます。
 

大型観潮船わんだーなると

 所要時間は約30分で、大迫力の渦潮に接近していき、渦潮の上で、安全に間近で観潮することができます。一等船室でゆったりと観潮でき、展望デッキでもゆっくりと渦潮を観潮することができます。
 1日12便もあり、大型船なので子供がいる方も安心して観潮することができます。速い潮流の中でも余裕のパワーがあり、総トン数197トンの船に、1基1,000馬力のエンジンを2基搭載しているので、渦潮の中でも、ハイパワーで運航することができます。
 大人は1,800円、子供は900円と運賃も安く設定されているので、気軽に乗船できます。

https://www.uzusio.com/geton/
 

小型水中観潮船 アクアエディ

 こちらの観潮船は、所要時間25分で、水面下7mの展望室から海中の渦の様子が間近で見られる水中展望室のある高速小型船です。水の中から観る渦潮は、上から観る渦潮と全く違った景色を観させてくれるので、未知の経験を私たちにさせてくれると言えますね。
 こちらも1日15便と便数も多く、カップルや、一人旅の方にはオススメの船と言えますね。運賃は、大人2,400円、子供(小学生)1,200とわんだーなるとよりも少し値上がりしますが、それでもお手頃価格とえるので、ぜひ乗船したいですね。
以上のように、渦潮を間近で観られる船も整備されているので、世界三大渦潮の鳴門海峡の渦潮はぜひ1度、観潮することをオススメします。

https://www.uzusio.com/yoyaku/

 

鳴門海峡の渦潮には、お土産も豊富

 又、鳴門海峡の渦潮近くでは、鳴門金時という、吉野川などの砂地で作られるさつまいもが栽培されており、非常に上品な甘さで評判のお土産となっています。鳴門のわかめも、鳴門海峡の激しい潮流に揉まれて育つため、柔らかい中にも噛み応えがあり、こちらも評判のお土産となっています。鳴門海峡の渦潮を観潮した際には、ぜひお土産として購入したいですね。

 

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